ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼンなどの揮発性有機化合物の略称です。シックハウス症候群は、このVOCによって引きおこされます。
部屋にいると「目がチカチカする」、「頭痛やめまい、吐き気がする」といった症状がありましたら、シックハウス症候群を疑ってください。
シックハウス(ビル)は、カビやダニ、VOCが原因ですが、大気中の化学物質に体が過敏に反応してしまい、めまいや吐き気が発症するのです。
このVOCは、家具や壁紙に使われている接着剤、畳やカーペットへの防虫剤、タンスの中に入れてある衣類用防虫剤などから発生しています。なんと、タバコの煙からも発生します。すなわち、部屋中の至る所から発生しているのです。
大気中のVOC濃度と、建物の築後年数との関係はどのようなものでしょうか?
VOC濃度は、築年数の経過とともに低下していきます。ようするに、建築直後が最も濃度が高いのです。
このことは、部屋のリフォームにも同じことが言えます。リフォーム時に新たに接着剤や建材を使うわけですから、「部屋をリフォームしたら急に体調が悪くなった」と聞くこともあります。今まで何ともなかったのが、住環境の変化で突然発症することもあるわけです。
また、夏季には気温が高くなりますので、VOCの発生量が高くなることが分かっています。
新築の家やリフォーム後の部屋は、VOC濃度が高いことが分かっていただけたかと思います。
建材や接着剤からのVOC発生量は、法律で厳しく規制されるようになりましたが、それでも完全に無くすことは難しいです。また、じゅうたんやカーテンからも発生しますので、どうしてもVOCに触れることになります。
もし、シックハウスに不安があるようでしたら、一度測定することをお薦めします。6時間程度で測定することができますので、ちょっと時間を割いていただくだけで結構です。
シックハウスの原因の一つであるホルムアルデヒドとトルエンの測定方法を紹介します。写真はオフィスでの測定ですが、もちろんマンションの部屋でも測定できます。
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ホルムアルデヒドとトルエンの測定料金は、 1部屋で25,000円からです。測定場所や箇所数によって金額が変わります。キシレン、パラジクロロベンゼンなどの揮発性有機化合物も随時受付中。
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